s09)サーバーのインターフェイス

2024年04月26日

拡張カードで機能を拡張できる

コンピューターとさまざまな機器を接続する際に使用されるアダプターなどの接続口をインターフェイスといいます。マザーボードには拡張スロットという汎用的な挿し込み口があり、そこに拡張カードという部品を挿し込むことで、 サーバーの機能やインターフェイスを追加できます。

拡張カードには、ビデオカード、 サウンドカード、NIC (ネットワークインターフェイスカード)、 SASカード、 RAID カードなどがあり、目的に合わせて種類を選択します。ビデオカードはディスプレイとの接続、 サウンドカードはオーディオ機器との接続に用います。 これらはサーバーよりもパソコンで利用することが多いです。サーバーでよく使用されるのは、 NIC や RAID カードなどです。 NIC はネットワークとの接続に使われます。 RAID カードは、複数のストレージに接続してRAID 技術を利用した構成を実現します。
ほかにもさまざまな拡張カードがあり、目的に応じた種類の拡張カードを拡張スロットに挿し込むことで、コンピューターのインターフェイスを拡張できます。

インターフェイス

インターフェイスとは、何かと何かを接続するための機能を持った境界面や接点を意味する言葉です。コンピューターのハードウェアにおいては周辺機器などとの接続口を指します。 また、 ソフトウェアがほかのソフトウェアと連携できるようにするためのしくみもインターフェイスと呼んだりします。

UI(ユーザーインターフェイス)

ユーザーがコンピューターなどを操作するための接点をユーザーインターフェイス (UI) と呼びます。ディスプレイの表示、 キーボードやタッチパネルによる入力など、ユーザーが使用する部分です。

拡張スロットの規格

拡張スロットにも規格があります。以前はPCI や PCI-Xという規格が用いられていましたが、 転送速度などに課題があったため、現在は PCI Express(PCle)という規格が使われています。
Express の特徴は、 全二重通信であることや、従来の規格に比較して転送速度が大きいことなどが挙げられます。この規格の拡張スロットには、PCI Express x1、PCI Express x4、PCI Express x8, PCI Express x16などのバリエーションがあります。

xの隣の数字は、PCI Express x1 に比較して何倍の転送速度があるかを示し、数字が大きいほど拡張スロットは長くなります。拡張スロットのサイズには下位互換性があ理、たとえば PCI Express x8の拡張スロットにはPCI Express x1 や PCI Express x4 用の拡張カードを挿し込んで使います。

PCI Express のサイズ

PCI Express x16
・PCI Express x1の16倍の転送速度
・x16以下の拡張カードを挿せる

PCI Express x8
・PCI Express x1の8倍の転送速度
・x8以下の拡張カードを挿せる

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