コンピューターのデータは2進数

2024年04月26日

コンピューターの内部ではすべてのデータが0と1の2進数で表現されていることはよく知られていますが、具体的にはイメージがつきにくいと思います。


2進数とはそれぞれの位の数字が2になると次の位をプラス1とするような数の表し方です。
日常的に使用されている10進数では1、2、3、4………と数字が増えて10になると位が上がりますが、2進数では2で位が上がるため、1、10、11、100、101、110、111、1000となります。0と1だけで数字を表し、電気回路の電圧が高いか低いかだけでデータを伝達でき、ノイズの影響を受けにくいという利点があります。

コンピューターでは数字以外にも文字や画像、音楽などさまざまなデータが扱われていますが、これらのデータもコンピューターは決められたルールに従って2進数で表現された状態でやりとりされています。
たとえば文字は文字コードと呼ばれるルールによって2進数で表現されます。世界には多数の種類の文字コードが存在し、日本語でもUTF-8 やShift_JISなど複数の種類が利用されています。このことは文字化けを引き起こす要因にもなっています。

文字以外のデータもファイルフォーマットに規定されている方法により2進数で表現されます。ファイルフォーマットとは画像ファイルにおけるJPEG や音楽ファイルにおける MP3等を指します。 ファイルフォーマットにもさまざまな種類があるため、2進数で表現されたデータを適切に扱うには、そのファイルに適用されているファイルフォーマットをソフトウェアが正しく認識できなければなりません。
一般的にはファイル名の末尾にファイルフォーマットの種類を示す拡張子を付けるなどの方法がとられています。

文字を2進数で表現する例

あ → 1000001010100000

WEBカラーの表現

余談ですが、#ffffff #000000 などをご覧になられたことはありますか?
WEBのカラーは16進数で表現されることがあります。
16進数とは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、a、b、c、d、e、f の16個で表現されます。

一方で10進数で表現されることもあります。
#ff0000 = rgb(255,0,0) …同じ赤色を表します

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