s24)ドメインとIPアドレス

2026年01月03日

ドメインとIPアドレスとは?

私たちがインターネットでWebサイトを見るとき、「rakusuku-web.com」のような文字列を使ってアクセスしています。しかし実際には、インターネットの裏側でパソコンやスマホは「203.0.113.5」のような数字(IPアドレス)を使って通信しているのです。

IPアドレスは数字の羅列なので人間には覚えにくく、どこのWebサイトなのか見ただけでは分かりません。そこで登場するのが「ドメイン名」です。ドメイン名は、覚えにくい数字のIPアドレスに分かりやすい名前をつけたものです。

ドメイン名の構造

ドメイン名はいくつかの部分に分かれています。

例:「rakusuku-web.com」の場合

 ・rakusuku-web → 会社やブランドの名前
 ・.com → トップレベルドメイン(商業組織を意味する)

トップレベルドメインを見ることで、そのWebサイトの種類や国をある程度判断できます。

 ・.jp → 日本のサイト
 ・.org → 非営利団体
 ・.co.jp → 日本の会社

※ただし、個人でも.comなどを取得できるため、ドメインだけで判断せず、運営者情報もしっかり確認しましょう。

主なドメインの種類

世界共通のドメイン(gTLD)

国に関係なく、世界中どこでも使えるドメインです。

 ・.com → 企業や商用サービスで広く使われる
 ・.net → インターネットサービス提供会社などが使う
 ・.org → 非営利団体やボランティア団体が使う

日本の組織向けドメイン(属性型JPドメイン)

日本に拠点がある組織のみが使えるドメインです。組織の種類によって使い分けられています。

 ・.co.jp → 株式会社などの企業
 ・.or.jp → 財団法人や社団法人などの法人組織
 ・.ne.jp → ネットワークサービス事業者
 ・.ac.jp → 大学や高等専門学校などの教育機関
 ・.go.jp → 政府機関(例:総務省、文部科学省など)

汎用JPドメイン

「xxx.jp」のような形式で、組織の種類を表す部分(coやacなど)が入っていないドメインです。企業だけでなく、個人でも自由に取得できる日本のドメイン名です。

ドメイン名の関連用語

ドメインとドメイン名の違い

似ている言葉ですが、意味が少し違います。

 ・ドメイン
  → ある組織に割り当てられた名前の「範囲」
  → 例:gihyo.jp

 ・ドメイン名
  → その範囲の中の具体的なコンピュータやサービスの「名前」
  → 例:sub.gihyo.jp(gihyo.jpという組織の中のsubというサーバー)

URL(ユーアールエル)との違い

URLは、ドメイン名に通信方法(プロトコル)を含めた、完全な住所です。

例:
 ・ドメイン名 → www.gihyo.jp
 ・URL → https://www.gihyo.jp/

「https://」の部分がプロトコルで、「この方法でアクセスしてください」という意味を持ちます。

DNSの役割

DNS(ドメインネームシステム)は、ドメイン名とIPアドレスを自動で変換する仕組みです。

私たちが「www.gihyo.jp」と入力すると、DNSが裏で対応するIPアドレスに変換して、正しいWebサイトにアクセスできるようにしてくれます。

FQDN(完全修飾ドメイン名)

FQDN(エフキューディーエヌ)は、省略せずに完全に書かれたドメイン名のことです。

例:「www.gihyo.jp」

 ・www → ホスト名(コンピュータやサービスの名前)
 ・gihyo.jp → ドメイン名(組織の名前)

この2つを組み合わせた完全な名前がFQDNで、インターネット上のどこを指しているかを正確に示すことができます。

■補足:Windowsにおける「ドメイン」

インターネットの「ドメイン」とは別に、Windowsのネットワーク設定でも「ドメイン」という言葉が使われます。しかし、この2つはまったく別の意味です。Windowsのドメインは、企業内のネットワークでコンピュータやユーザーアカウントを一元管理するための仕組みを指します。混同しないように注意しましょう。

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