完璧ではないにしろ時々使えるマルウェアチェックツール

2025年02月14日

自社サイトがマルウェアに感染していないか。
簡易チェックできるサイトがあります。簡易チェックなので確実ではありませんが、気になる方のためにマルウェアチェックツールをご紹介します。

Google Safe Browsing(ブラックリストチェック)

https://transparencyreport.google.com/safe-browsing/search

Sucuri SiteCheck(無料マルウェアスキャン)

https://sitecheck.sucuri.net

VirusTotal(悪意のあるコードが埋め込まれていないかチェック)

https://www.virustotal.com/gui/home/url

マルウェアとは?

マルウェア(Malware)は「悪意のあるソフトウェア」の略で、コンピュータやネットワークに害を与えるために設計されたプログラムの総称です。マルウェアは、ユーザーが意図しない動作を強制したり、機密情報を盗んだり、システムの性能を低下させたりすることを目的としています。マルウェアにはさまざまな種類があり、その中にはウイルス、ワーム、トロイの木馬、ランサムウェア、スパイウェアなどが含まれます。

このようなプログラムは、しばしば不正なウェブサイトや感染したメールの添付ファイルを通じて拡散します。コンピュータに感染すると、データが破壊される、個人情報が盗まれる、システムの動作が遅くなるなど、さまざまな問題が発生します。マルウェアの対策としては、最新のアンチウイルスソフトウェアを使用したり、不審なリンクや添付ファイルを開かないようにすることが重要です。

マルウェアの種類

マルウェアにはいくつかの種類があり、それぞれが異なる方法でコンピュータに害を及ぼします。代表的なものにウイルス、ワーム、トロイの木馬、ランサムウェア、スパイウェアなどがあります。

  • ウイルス: 自己複製を行い、他のファイルやプログラムに感染することで広がります。ウイルスは、ファイルが実行されるとともにシステムを損傷することがあります。
  • ワーム: ネットワークを介して自己複製し、広がります。ウイルスと異なり、ワームは他のプログラムを必要とせず、独立して動作します。
  • トロイの木馬: 表面上は無害に見えるプログラムですが、実際には悪意のある動作をして情報を盗んだり、システムにアクセスしたりします。
  • ランサムウェア: コンピュータをロックしたり、ファイルを暗号化して身代金を要求するタイプのマルウェアです。感染すると、データを取り戻すためにお金を要求されることがあります。
  • スパイウェア: ユーザーの個人情報やインターネットの活動を秘密裏に監視するソフトウェアで、しばしば広告を表示させることがあります。

マルウェアに感染するケース

マルウェアはさまざまな方法で感染します。主な感染経路としては、電子メールの添付ファイル、悪意のあるウェブサイト、USBメモリや外部記憶装置、ソフトウェアの脆弱性などがあります。

  • メールの添付ファイル: 悪意のあるファイルが添付されたメールを開くと、マルウェアがコンピュータに感染することがあります。この場合、感染はメールのリンクをクリックすることでも起こります。
  • 悪意のあるウェブサイト: 偽のウェブサイトや危険なサイトを訪れると、そこからマルウェアをダウンロードしてしまうことがあります。これには、ポップアップ広告やクリック誘導型のリンクが使われることが多いです。
  • USBメモリや外部記憶装置: 感染したUSBメモリや外部ハードディスクをコンピュータに接続すると、そこからマルウェアが拡散することがあります。
  • ソフトウェアの脆弱性: 古いソフトウェアや未更新のシステムに存在する脆弱性を悪用して、マルウェアがインストールされることもあります。

これらの感染経路を避けるためには、セキュリティ対策を常に最新の状態に保ち、不審なファイルやリンクを開かないように心掛けることが重要です。

マルウェアから身を守る方法

マルウェアから身を守るためには、日常的にいくつかの予防策を講じることが必要です。
1.セキュリティ対策ソフト(アンチウイルスソフト)をインストール
定期的にシステムをスキャンすることが推奨されます。これにより、既知のマルウェアがコンピュータに侵入するのを防ぐことができます。

2.最新のソフトウェア更新を行う
ソフトウェアやOSの脆弱性を悪用されないよう、アップデートを自動的にインストールする設定にしておくと良いでしょう。また、疑わしいメールやリンクを開かない、信頼できるウェブサイトのみを訪れるなど、インターネット利用時の注意も必要です。

3.パスワードの管理を厳重に
二段階認証を利用することで、アカウントの安全性を高めることも効果的です。データバックアップを定期的に行い、万が一マルウェアに感染しても大事なデータを失わないように準備することも重要です。

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